初めての講座に必要な準備リスト|”完璧な資料”より先に用意すべきもの
- 「講座を開きたいけど、何から準備すればいいのか分からない」
- 「資料も内容も完璧にしてから始めないと、恥ずかしくて出せない」
- 「いきなり有料でやる勇気がない」
初めての講座に必要な準備を、500社超の企業研修・Udemy受講者2万人の現役講師が、自分の”最初の1回”の実体験から解説します。
この記事でわかること
・初めての講座は、無料から始めていい理由
・有料に切り替えるときに本当に必要な準備
・集客・ツール・資料まで網羅した準備チェックリスト
私の初めての講座(単発セミナー)は、無料でした
独立してすぐの頃、当時のコンサルタントから「練習のためにやろう」と声をかけられたのが最初の講座でした。目的は2つ。場数を踏むことと、お客様の声を集めることです。
集客は自分でやったわけではなく、コンサルタントのコミュニティに参加者を集めてもらいました。それでも当日は10人以上が来てくれました。
もし今、コミュニティのようなものに属していなくても大丈夫です。私のように誰かに集めてもらう環境がなければ、友達や知り合いに直接声をかけるところから始めれば十分です。最初の1回は、知らない誰かに届ける必要はありません。すでに知っている人に、少し協力してもらうだけでいいんです。
準備したのは、スライドだけです。参加者に合わせて内容を変えるとか、反応を見ながら進行を調整するとか、そんな余裕は一切ありませんでした。ただ必死に、自分が知っていることを喋っただけです。
今思えば、それでよかったと思っています。最初の1回に必要なのは、洗練された講座ではなく、「人前で話した」という実績と、「参加者がどう反応するか」という生のデータだからです。
有料にした瞬間、必要な準備は変わった
無料の講座を何度か経験したあと、初めて有料のセミナーをやることになりました。その日の朝、私はリビングでうずくまって泣いていました。怖かったのは、内容ではなく「自分がお金をもらう」ということそのものでした。
無料のときは、うまくいかなくても「練習だから」で済みます。でもお金をもらった瞬間、参加者の期待値が変わります。ここで必要になる準備は、資料の完成度ではなく、「お金をもらうに値すると自分で思えるかどうか」という、内側の準備でした。
初めての講座【準備チェックリスト】
考え方だけでなく、実際に何を揃えればいいかも整理しておきます。
集客
・すでにあるコミュニティやつながりに声をかけてもらう
・所属先がなければ、友達や知り合いに直接声をかける
・人数は最初から多くなくていい(私の最初は10人程度でしたが、1人でももちろんOK)
環境・ツール(オンラインの場合)
・Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなど、参加者が使い慣れているものでいい
・使ったことがないツールなら、事前に一人でテスト接続しておく
資料
・Googleスライド、パワーポイント、Canvaなど、使い慣れたものでいい
・デザインの完成度は後回し。最初は内容が伝わればそれで十分
・参加者に合わせて調整する余裕がなくてもいい。まずは自分の知っていることを話しきる
当日までの心構え
・目的を「完璧に伝えること」ではなく「場数を踏むこと」「感想をもらうこと」に絞る
・終わったら、感想を必ずもらう(次の集客にも、自信にもなる)
・何度か無料でやってから、有料に切り替える
・有料にする前に、「自分はお金をもらう価値があるか」という不安と向き合う時間を取る
多くの人が、最初から完璧な資料と完璧な進行を目指して、講座を開く前に止まってしまいます。でも私の最初の講座は、ただ必死に自分の知っていることを話しただけでした。それでも十分、次につながりました。
準備すべきなのは、完璧さではなく、”最初の1回”を安全に踏み出せる場です。