情報発信が続かない講師へ。続かない本当の理由と、続けるための考え方
「続けようとしているのに続かない」
発信を始めた。最初は頑張れた。でもいつの間にか止まっていた。
こういう経験をした講師は多いです。そして多くの人が「自分には意志力が足りないのかも」「継続力がないのかも」と感じてしまう。
でも続かないのは、意志力の問題ではありません。続かなくなる構造的な理由があります。この記事ではその正体を整理します。
発信が続かない3つの本当の理由
感情でやるかどうかを決めている
続かない人に最も多いパターンがこれです。
「今日はこのテーマが書きたい気分」「なんとなく気が乗らないから今日はやめておこう」
気分や感情で発信するかどうかを決めていると、当然続きません。モチベーションは波があるので、感情に従っている限り発信も波打ちます。
もちろん、発信のテーマやスタイルが変わること自体は問題ではありません。ただ、何か一つのテーマで発信すると決めたなら、最低3ヶ月は感情の評価を挟まずに続けることが必要です。
うまくいっているかどうか、反応があるかどうか。その評価を一旦脇に置いて、淡々と続ける。これが発信を根付かせるための基本です。
即時的な効果を期待しすぎている
「投稿したらすぐ見てもらえるんじゃないか」「いいねやコメントがすぐ来るんじゃないか」
この過信が、続かない大きな理由のひとつです。
実際に投稿してみると、最初はほとんど反応がない。いいねが数件ついただけで「大した内容じゃなかったのかも」「自分には向いていないのかも」と感じてしまう。
でもこれは、発信の初期段階では当然のことです。どんな発信も、積み上がるまでに時間がかかります。最初の数ヶ月は反応がほぼなくて普通です。
問題なのは、その「当たり前の状態」を「失敗のサイン」と受け取って止めてしまうことです。
即時的な効果への期待を手放して、3ヶ月は結果を評価しないと最初から決めておくことが、発信を続けるための現実的な方法です。
同時にいろんなことをやろうとしている
新しいことを始めるときに、すでにいろんなことを同時並行でやろうとしてしまう。これも発信が続かなくなる理由です。
新しい取り組みには、普段使わない種類の集中力と感情的なエネルギーが必要です。慣れていることは淡々とこなせても、慣れていないことには意識と気持ちを向けなければ進みません。
発信を新しく始めるなら、その期間は発信にだけ気持ちを集中できる状態を作ることが重要です。
他にやるべきことがゼロになることはありません。でも「慣れている忙しさ」と「新しい取り組み」は別物です。慣れていることは体が勝手に動くようになっている。だからこそ、新しいことへの感情的なエネルギーを確保できる。
「意味があるのかな」「やりたくないな」という感情を発信に挟み始めると、どんどん辛くなります。その辛さはわざわざ自分で作り出しているものです。散漫な状態でやると辛い。集中できる状態でやると意外と進む。
時間の見積もりが甘すぎる問題
もうひとつ、見落とされがちな理由があります。
発信にかかる時間を、大幅に甘く見積もっているケースです。
例えばブログ記事を1本書くのに、最初は何時間もかかります。普段の日記でさえ3時間かけてしまうような人が、人に見せるための発信を書こうとすれば、何倍もの時間がかかって当然です。
「思ったより時間がかかる」という現実に直面したとき、「自分には向いていない」と感じて止めてしまう人が多い。でもそれは向いていないのではなく、最初から時間がかかるものなのです。
今はAIを使って文章を整えることもできます。それでも最初のうちは時間がかかります。
現実的な対処法は、自分が思っている10倍の時間がかかると最初から想定してスケジュールを組むことです。「1時間で書けるだろう」と思っているなら、10時間かかるかもしれないと思っておく。その前提で始めれば、時間がかかることへの焦りや挫折感が大幅に減ります。
続けるための考え方を整理すると
- 感情でやるかどうかを決めない。テーマを決めたら3ヶ月は淡々と続ける
- 最初の3ヶ月は結果を評価しない。反応がなくて当然と思っておく
- 新しい発信を始める期間は、それに集中できる状態を意図的に作る
- 時間の見積もりは自分が思う10倍で計算する
続かないのは意志が弱いからではありません。構造の問題です。構造を変えれば、続くようになります。
→ 何を発信すればいいかわからない方は[サテライト記事②へ]
→ 発信できる人とできない人の違いを知りたい方は[サテライト記事④へ]
→ 発信できない本当の理由をもっと詳しく知りたい方は[ピラーページへ]