発信する内容がわからない講師へ。「何を書けばいいか」の答えは発信の中にある
「何を書けばいいかわからない」は、発信あるあるの壁
情報発信を始めようとした人の多くが、最初にぶつかるのがこの壁です。
「発信しなきゃとは思っている。でも、何を書けばいいかわからない」
頭の中にはなんとなくネタがある気もする。でもいざ書こうとすると手が止まる。結局何も出せないまま時間だけが過ぎていく。
この「何を書けばいいかわからない」状態には、本人が気づいていない構造的な理由があります。この記事ではその正体を整理します。
「何を書けばいいかわからない」の本当の原因
同じことを書いている人がすでにいる
一番多い理由がこれです。
「自分が書こうとしていることは、すでに誰かが書いている」「今さら自分が同じことを書いても意味がないんじゃないか」という感覚。
これはAIが普及した今、さらに強くなっています。生成AIによって似たようなコンテンツが大量に作られる時代に、自分の発信に価値があるのか、という疑問は自然な反応です。
ただここで押さえておきたい事実があります。
発信したことがない人は、最初は誰でも似たような発信になります。
それは当然のことで、自分だけのオリジナルな発信スタイルは、発信を重ねる中でしか作れません。発信する前に「誰とも違う発信」を作り上げようとしても、それは経験なしには無理な話です。
だから「同じようなことを書いている人がいる」は、発信しない理由にはならない。
本人が気づいていない2つの問題
「同じことを書いている人がいる」という表面的な理由の裏には、もう少し深い問題が隠れていることがあります。
ひとつは「自分の専門が当たり前すぎる」という感覚。
自分がよく知っていることは、他の人にとっても当然知っていることだと思いがちです。でも実際には、あなたが「当たり前」と感じていることが、まったく知らない人にとっては貴重な情報であることがほとんどです。
もうひとつは「ターゲットがぼんやりしている」こと。
誰に向けて書くかが決まっていないと、何を書けばいいかも決まりません。「誰でも役に立つ情報」を書こうとすると、結果的に誰にも刺さらない発信になります。
ただ、これらは発信を始める前に解決しようとしなくていいです。後述しますが、ターゲットも自分が何者かも、発信を続けることで見えてくるものです。
「似たような発信」から始めていい理由
「同じことを書いてもいいの?」という疑問に、正直に答えます。
最初のうちは、似たような発信でいい。
大事なのは、似たような発信をしながら「どこが似ているか」「どこを自分らしくできるか」を比較していくことです。
他の人の記事や動画を見て、発信する前に差別化を考えること自体は悪くありません。でもそれをやりすぎると、結局発信自体ができなくなってしまう。
順番としては、まず発信してみて、それから比較する。
実際に自分が書いたものと他の人のコンテンツを並べて見ると、「ここは似ているな」「ここは自分にしか書けないな」という差が見えてきます。発信する前には見えなかったものが、発信した後には見えるようになる。
これを繰り返す中で、少しずつ自分だけの発信スタイルが生まれていきます。
動かないと、自分が何者かわからないまま
「自分が何者かわからない」という感覚を持っている講師も少なくありません。
でも実はこれ、発信を始める前の段階では、わからなくて当然です。
自分の強みや方向性は、発信を通じて輪郭が見えてくるものです。どの記事が読まれたか、どんな内容に反応があったか、何を書いているときに自分がいきいきしているか。そういった積み重ねの中から、「自分はこういう人間だ」という輪郭が浮かび上がってくる。
ターゲットも同じです。誰に届いたか、誰から反応が来たか、誰と話していて一番楽しいか。動いてみないとわからない。
「何者かわからない」「ターゲットがわからない」は、発信しない理由ではなく、発信を始める理由です。
では最初に何を書けばいいか
具体的な最初の一歩として、まず「自分が発信しようとしているものの種類を決めること」をおすすめします。
大きく分けると3種類あります。
- 専門知識の発信:自分の仕事に関する情報、ノウハウ
- 経験・体験の発信:自分がやってみてわかったこと、失敗したこと
- 手順・やり方の発信:実際の作業の流れ、使っているツール
この中で「これなら書けそう」と感じるものから始める。意見や考えを発信しなくていい。まず事実ベースの情報、特に「手順の発信」は最初の一歩として始めやすく、読む人にとっても具体的で役立つコンテンツになります。
「何を書くか」は考えすぎず、まず書き始めることで見えてくる部分の方が多いです。
「何を書けばいいかわからない」は、センスや才能の問題ではありません。まだ発信していないから、見えていないだけです。最初は似ていていい。動きながら自分の発信を作っていきましょう。
→ 発信が怖くて一歩が踏み出せない方は[サテライト記事①へ]
→ 発信できない本当の理由をもっと詳しく知りたい方は[ピラーページへ]
→ 発信を始めたのに続かない方は[サテライト記事③へ]