500社以上の実績から導き出した「売れる講師」の正解。 思考をアンラーニングして、次世代の稼ぐ講師力を手に入れる。

セミナーの質を上げるピント調整術。YouTuberも知らない「受講生を置いてけぼりにしない」伝え方の技術

  
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セミナーの質を上げるピント調整術。YouTuberも知らない「受講生を置...

1.セミナーの質を上げる方法は、話し方だけではない

セミナーの質を上げるために、話し方の本を読んだり、練習を繰り返したりしていませんか?

話し方はとても重要ですが、どれだけ喋りを磨いても、ある『落とし穴』に気づかなければ、受講生は一瞬で置いてけぼりになります。

私はこれまで500社以上の企業研修に登壇し、2万人以上の受講生を見てきました。その現場で確信したのは、セミナーの成否は『上手く話すこと』ではなく、『受講生とどうピントを合わせるか』で決まるということです。

ありがたいことに、すでに本を出版し、YouTubeでも活躍している『伝えるプロ』の方からも、『セミナー講師としてさらに飛躍したい』と相談をいただく機会が増えています。

今回ご紹介するハシケンさんも、まさにその一人。 本来なら『今さら教わることなんてない』と言ってもおかしくない実績をお持ちの方が、なぜ私の講座で『セミナーの質を上げる術』を学ぼうと思ったのか?

そこには、独学では決して気づけない、YouTubeとセミナーの『構造的な違い』がありました。

2. セミナーの質を上げるなら「YouTubeの正解」をアンラーニングせよ

ハシケンさんが無意識に持っていた「YouTubeのクセ」。 実はこれ、発信を頑張っている人ほど陥りやすい、セミナーの質を下げてしまう最大の罠なんです。

「1秒の沈黙」が動画では命取り、セミナーでは命綱

YouTubeの世界では、視聴者を1秒でも飽きさせないために「間」を詰め、ノンストップで喋り続けるのが正解とされています。わざと息継ぎの瞬間をカットする編集技術(ジャンプカット)まであるほどです。

でも、リアルタイムのセミナーでこれをやると、受講生は一瞬で置いてけぼりになります。

私はハシケンさんに、あえてこうお伝えしました。 「ハシケンさん、ずっと喋り続けるのは、受講生を置いてけぼりにしているのと同じですよ。あえて『無言の時間』を作ってください

受講生の「脳内」には、消化する時間が必要

なぜ、セミナーで「無言」が重要なのか。 それは、受講生があなたの言葉を脳内で咀嚼(そしゃく)し、「これって自分の場合はどうだろう?」と自分事化するための時間が必要だからです。

  • YouTube: 情報を「消費」する場所(スピードが命)
  • セミナー: 変化を「体験」する場所(余白が命)

この「構造の違い」を理解せずに動画と同じテンポで話してしまうと、どんなに良い内容でも受講生の心には残りません。数秒の沈黙を恐れず、相手が理解するのを信じて待つ。

この「YouTubeの正解」を一度捨てる(アンラーニングする)ことこそが、セミナーの質を上げるための第一歩なのです。

3. 数ミリの「ピント調整」が、受講生の満足度を爆上げする

ハシケンさんから講座の感想で「指摘は鋭いけど、言い方は優しい」と言っていただけました。これは私が彼の「イラストを教えられる強み」という土台を1mmも否定しなかったからです。

ハシケンさんのようなプロの方に伴走するとき、私が見ているのは「話の技術」ではありません。受講生の目線と、講師の目線がミリ単位でズレていないか。そこを調整していきます。

例えば、こんな「3つのピント調整」をしました。

① 「情報の密度」のピント調整

  • ズレ: 「プロだから、たくさんの有益な情報を詰め込んで教えなきゃ!」(情報過多で受講生がパンク)
  • 調整後: 「受講生が今日、家に帰ってすぐできること」だけに絞る。

情報を100伝えるより、1つの行動を変えるほうがセミナーの価値は高い。あえて「言わないこと」を決めることで、受講生の満足度のピントを合わせました。

② 「専門用語」のピント調整

  • ズレ: 無意識に使ってしまう業界用語や、YouTubeでは当たり前のカタカナ語。
  • 調整後: 「中学生でもイメージできる具体例」に翻訳する。

ハシケンさんの場合は、イラストレーターという強みを活かし、「言葉で説明するのをやめて、過去に描いたイラストでピントを合わせる」という贅沢な調整をしました。

③ 「ゴール設定」のピント調整

  • ズレ: 「最後までカリキュラムを終わらせること」が目的になっている。
  • 調整後: 「受講生の『できた!』という顔を最後に確認すること」をゴールにする。

講師が自分の世界に没入していると、受講生は置いてけぼりになります。常に「今、みんなついてきてるかな?」とカメラの向こう側に意識を戻す。この数ミリの意識の差が、セミナーの質を劇的に変えるのです。

今、参加してくださっている受講生と向き合うとき、画面越しでも相手に伝わります。自分ごとに感じた受講生は、笑顔で話にのめりこんでいきます。

4. まとめ:本番のハシケンさんに、私が「嫉妬」した理由

30日のプログラムを終え、いよいよ迎えたハシケンさんの本番セミナー。 そこで私が目にしたのは、当初の「YouTube的な一方通行」とは180度違う、受講生と講師の熱い共創でした。

ハシケンさんが「間」を取り、受講生に問いかけるたびに、チャット欄が盛り上がり、質問が活発に出てくる。 受講生の皆さんの「今、自分の可能性に気づいた」というキラキラした反応。

それを見て、私は心の中でこう思いました。 「うわぁ、やられた。今のハシケンさん、めちゃくちゃカッコいい……ちょっと嫉妬するわ(笑)」

質を上げるのは「技術」ではなく「勇気」

ハシケンさんがこれほどまでに化けたのは、元々あった「圧倒的な才能」があったからなのは間違いありません。 でも、それ以上に大きかったのは、「今までの自分の成功パターン(動画の正解)を、勇気を持ってアンラーニングしたこと」です。

セミナーの質を上げるために、特別な技術はいりません。 必要なのは、今の自分の当たり前をちょっとだけ横に置いて、受講生と同じ景色を見ようとする「数ミリのピント調整」だけ。

その数ミリの差が、30日後、あなたを「一生懸命教える人」から「受講生の未来を鮮やかに変える人」へと進化させます。

ハイハーイ!次はあなたの番ですよ。

「私にも、まだ気づいていない強みがあるのかも」 「もっと楽しく、でも確実に届くセミナーをやってみたい」

そう感じたなら、もう迷子を卒業する準備はできています。 ハシケンさんやオザワさんが体験した「世界の色が変わる瞬間」を、今度はあなたが体験してみてください!